税理士試験の理論でペンはキャップを付けずインク量をギリギリに
私が使っていたボールペン
税理士試験はどの科目も完答するには時間の足りない試験です。誰もが時間が足りない中で頭一つ飛び出せると有利になります。今回はボールペンについて語ります。
私が使っていたのは三菱鉛筆のユニボールシグノの青0.38ミリでした。なめらかで書きやすく滲みにくいゲルインクを使っています。使い分けはしない派なので、理論も計算も同じものを使っていました。この記事ではおすすめのボールペンを紹介するだけではなく、このペンで早く書く方法を紹介したいと思います。
ボールペンの使い方でも時短できる
私はボールペンの軽量化によるスピードアップを考えました。
下記の写真の上がインクが満杯でキャップ付きの状態_(1)、下がインクがギリギリでキャップなしの状態_(2)です。重量は(1)が11グラムで(2)が8グラムですので(1)がだいぶ重いです。そして実際に持ってみると分かるのですが、(1)のキャップをペンのお尻につけた状態で文字を書こうとすると手先から一番遠いところにキャップの重みがあるので、ペン先を動かす際に、キャップのあたりに遠心力がかかりペン先の動きまで乱れてしまい書きにくいです。
私自身が同条件で同分量の理論をいくつか書いてみたところ、(2)の場合は(1)に比べて平均して2.5%書く時間が減少しました。(1)で1時間かかる分量があれば、(2)では90秒短く記入することができます。90秒あれば3-4行はさらに記入できます。当落線上に多数がひしめく税理士試験ではこの差はかなり大きいです。私は普段の計算問題や理論の速記など練習の段階ではフルインクのものを消耗しておいて、本番用に良い加減にインクが少なくなったペンを4本準備しておきました。なお注意としては少なくしすぎるとインクの出が悪くなって、逆に書きにくくなってしまうことです。私はペン先から2.5-3センチくらいの量が残ったインクを本番用に使用していました。
修正の際に心がけたこと
私が使うような細いペンの場合は、修正テープの上に文字を書くとえぐれやすく不向きなので注意が必要です。私は文字を書くときは行間の下半分ほどに収まるように記入し、間違ったときは修正テープは使わずに二重線で消込んで別の場所に記入しました。どうしても記入する場所がない場合は、二重線で消した場所の上に記入しました。
時間が足りない税理士試験、どうやれば早く書けるかという意識を持つと人より頭一つ出られます。この流れで次回のブログは書く時間を少なくする略字について書こうと思います。