試験前2日間は試験当日と同じ状況に
不測の事態を避けるために試験当日の環境にできる限り近づける
私は毎年税理士試験を受験する際には試験2日前と試験前日は試験当日の環境にできる限り近づけていました。具体的には試験当日と同じになるように起床時間と就寝時間、朝・昼・晩の食事の内容とタイミング、排せつ時間、入浴時間、試験時間と同じ時間に本試験程度の問題を解くなどしていました。試験当日は通常のルーティーンとは異なることが多く起きます。朝早く出発しないといけなかったり、食事の時間もいつもと違う時間になったりします。特に簿記論と財務諸表論のように2科目続けて受験する場合は間の食事と排せつの時間もなかなか合わせられません。試験中にトイレに行きたくなったら全集中で試験問題が解けない等本来の力が発揮できなくなります。だからこそ試験当日と同じにして本番のバイオリズムと同じ感覚をつかむのです。
食事と排せつのタイミングは特に注意する
試験の緊張でバイオリズムが多少狂うかとは思いますが、同じものを同じように食べた場合は消化に係る時間はだいたい同じです。よって私は試験前と当日はほぼ同じものを食べて、排せつの時間が試験開始から余裕を持った時間になるように心がけていました。連続して受験をする場合では今年度の簿記論と財務諸表論の間は1時間半、その他の場合が1時間の間隔しかなく、答案回収や事前着席をすることを考えると自身の自由な時間はそこからさらに30分近く少なくなります。連続する場合では途中で何かを食べてしまうと試験中にトイレに行きたくなる可能性が高くなります。私は簿記論と財務諸表論を受けたときは、食事はせずに喉と口の渇きをいやす程度の水分補給のみをしました。また試験前と当日は消化しにくい油物は控えました。よく縁起をかついでかつ丼とかとんかつを食べる話を聞きますが、直前や当日はやめた方がいいです。緊張している状況だと普段以上に胃もたれもしやすくなります。もしカツを食べるのなら試験後にしましょう。
冷房にも要注意
受験会場の中では不運にも冷房の風が直撃する席が一定数あります。そうなってもいいように私は試験前にTACの自習室の空調の真下に行き、羽織るものはどれだけあれば大丈夫かなども検証して当日必要なものを持っていきました。
いくつか私が試験前2日間で注意したことをあげました。大切なのは試験当日の状況をイメージして本番もうまくいくようにトレーニングすることです。ぜひご自身がうまくいくようにイメージして本試験でバイオリズムを最高の状態に持っていきましょう。