食後眠くなりにくくする食べ方で勉強全集中
食後眠くなる原因とは
TACに通っていた時に多くの受験生の方が食事から帰ってきた後に、ウトウトして効率よく勉強できていない場面をよく見かけました。食後は眠くなるのは当たり前だからしかたないって思っていませんか。
食後に眠くなる原因は主に下記の2つです。
①食後血糖値が急上昇し膵臓からインスリンが分泌されるが、その効果により血糖値が急激に下がり脳に一時的に栄養が行き渡らない
②消化のために胃腸へ血流が集中することで脳への血流が低下
よってこの原因に有効な手立てがあれば、食後は眠くなりにくくなります。
食後眠くならないようにするには
簡単にできる解決策は下記の2つです。
①食べる順番を気をつけ血糖値の急上昇を防ぐ
「汁物」→「野菜・きのこ・海藻」→「肉・魚などのたんぱく質」→「ご飯・パン・麺などの炭水化物」の順番にすると血糖値の上昇を抑えられます。
「汁物」は消化器を温め消化しやすくます。また水分を腹にためて満腹感があるので食べ過ぎ防止になるそうです。「野菜・きのこ・海藻」は、食物繊維が多く、後から食べる糖の吸収をおだやかにする作用があります。「肉・魚などのたんぱく質」は胃から腸へと運ばれる際に「インクレチン」というホルモンを放出させ、その働きで胃腸の動きをゆるやかにします。最後に「ご飯・パン・麺などの炭水化物」を摂ることで血糖値の急上昇が抑えられます。炭水化物のおにぎりだけなどの食事は血糖値が急上昇するので、単品での食事はお勧めしません。
②胃腸に負担をかけないように意識する
消化に負担をかけないため、早食いをしないでしっかり咀嚼して食べること、食べ過ぎないこと、消化酵素を薄めるので食後すぐに多量の水を飲まないことを意識しています。
今回紹介した方法で、食後は胃腸への全集中から勉強への全集中に変わるでしょう(笑)
私自身毎日実践していますが、この方法で食後ほぼ眠くなりません。
注意点
なお食事の方法については、学校教育で行われてきた「三角食べ」のほうが消化に良いとする見解もあったりします。世の中には良いといわれる方法が矛盾しあうことがあります。知りえた知識が自分にはどの方法が合うかを見極めることが大切です。