税理士試験受験時代にできた仲間について
受験生時代は良い仲間ができました
勉強に集中するために予備校などに通っても誰とも話さないという方もいます。人との付き合い方は人それぞれなので、いろいろな考え方があって良いと思います。私は受験生時代に多くの仲間が作れましたし、今となってもそれは非常に良いものだと思っています。今回はそんな税理士試験受験時代にできた仲間について書こうと思います。
1.どういう人と付き合うか
(1)勉強の邪魔やモチベーションの低下につながるような人間関係は作りたくない
(2)勉強方法や違う予備校の状況などの有用な情報を教えてくれる人と友達になりたい
(3)税理士登録して開業した後にも情報共有や相談などで助け合える友達が欲しい
(4)一緒にいてモチベーションが上がったり、楽しい気持ちになれる人と友達になりたい
2.人間関係を作ったきっかけ
(1)Sutudyplus(勉強でつながるSNS)に参加して上記1(2)から1(4)になりそうな税理士試験受験生と友達になった
コメントやメッセージで相互にやりとりできる友達を求めていたので、なりふりかまわずフォローしている人が多いような人とは友達にならず、自分と同じように強いつながりを探していることをプロフィールに書いている人と友達になりました。毎年試験後には関東や東海、関西など全国のSutudyplusで知り合ったお友達とも直接お会いさせて頂きました。
(2)通っていたTACで上記1(2)から1(4)になりそうな受験生に話しかけて友達になった
せっかく直接知り合いになれるチャンスなので税理士だけでなく公認会計士等の違う士業の受験生とも友達になりました。
3.仲間になる上で気をつけたこと
(1)相手にとっても必要な存在となること
古典的名著でデール・カーネギーの『人を動かす』には「人を動かすには、相手の欲しているものを与えるのが唯一の方法」とあります。ここでいう相手は同じ受験生ですので、私自身も相手にとって1(2)から1(4)のような存在になれるように努めました。
(2)相手が自分を必要としていなかったら、すぐに引き下がること
受験生期間には仲間になりたいと思ってアプローチしたところ、あからさまに避けられたこともありました。私にとってはその時の相手にとっては必要なかったのです。相手からしたら、話しかけられるのが勉強の邪魔だったかもしれないし、生理的に合わないタイプだったかもしれません。まともに話せなかったので理由すら分かりませんが(笑)
避けられたことを察したら、引き下がらないとまずいです。良い人間関係は一方通行では生まれません。ほんの数回だけでしたが、こういう時はめちゃくちゃへこみます。しかし他にたくさん私を受け入れてくれた方がいたので、気持ちの整理は付きました。そしてこれらの仲間ができたのも私からアプローチをしたことがきっかけです。
4.築けた人間関係について
税理士試験中に仲間からは勉強法などの情報だけでなく、お褒めの言葉をもらえたり励まされたりして、モチベーションを保ちつつ、自身の勉強法の改善ができ官報合格を果たすことができました。これから税理士登録をして開業することを考えています。私は税理士試験を無事卒業しましたが、今でもここで築けた人間関係は続いており、既に開業税理士になっている方やこれから同じように開業税理士を目指していく方、会計税務やその他士業関連で働く方々などから貴重なお話やアドバイスを頂けております。これからもここで築けた人間関係というプライスレスな財産を一生大事にしていきたいです。