試験問題の冊子改良のススメ
試験問題の冊子改良の必要性
税理士試験の試験問題冊子は特に何も気にしないで問題を解いていると、戻ろうと思っているページや箇所がどこにあったか分からなくなったり、会計科目であれば試算表のページを何回もめくったりすることがあります。これらの確認にかかっている時間は1回あたりは数秒でも2時間の試験では合計すると数分になっているかもしれません。この確認時間を節約できれば、時間が確保でき得点アップにつながります。今回は私が実際に本試験で使っていた方法を紹介します。
方法1 マーカーの区切り入れ
下記の写真のようにマーカーで単元ごとに区切りを入れておき、完了したら斜線を引くなどして、完了させた個所を明確にさせます。こうすることで、まだ終わっていない問題がどれだけあるかがすぐ分かります。また飛ばした問題に戻るときに探しやすくなります。
方法2 試験問題を切り取る
簿記論や財務諸表論の試算表などのページは、試験中に何度も見たり書き込みをするため、何も対策をしない場合は、何度もページをめくることになります。そうしないためにはどうしたらいいかは簡単です。その何度も見るページを切り取ってしまえばよいのです。下記の写真は私が第67回の簿記論の冊子を実際に切り取ったものです。切り取ることでそのページを何度もめくる必要がなくなり、もともとの冊子と横に並べて確認しやすくなりました。切り取るときは30センチ定規などの長めのものが切り取りやすくてお勧めです。長い定規を使わないときは、テーブルの真ん中に置くことで、横の受験生の領土侵犯防止にも役立ちます。
※その他の検定試験などでは問題の切り取りをしてはいけないというルールがあるものもあるようなので、その場合にはやらないでください。
方法3 ドッグイヤーですぐに戻りたいページへ
方法2は抜群な効果があるのですが、冊子から何ページも切り取ると、どこがどの分だったかと混乱するので、多用はできません。切り取り取ってしまいたいけど、その裏面にも問題があり切り取るのに躊躇するときもあります。そんなときにお勧めなのが「ドッグイヤー」です。下記の写真のようにページの先端に切れ込みを入れて、横に折ります。犬の耳みたいだからドックイヤーってことですね。ふせんのように目印となるので、すぐに見に行きたいページが探せます。集計のため確認が必要なページや後から戻って解答したいページがある際に重宝します。