緊張することに無防備であるな
誰もが試験で緊張する
今年の税理士試験まであと半月ちょっととなりました。人生を懸けてこれまで懸命に頑張ってきた方は試験が近づくにつれてだんだん緊張してくるかと思います。私も税理士試験1年目に簿記論と財務諸表論を受けたときには、試験当日ものすごい緊張でドキドキしました。手も震えました。2科目の試験が終わったころには口の中はカラカラでものすごい疲労感に見舞われました。税理士試験受験生や公認会計士受験生の友人の受験後の話を聞いてもほとんどの方は、緊張のため前日寝不足になったり、胸がドキドキしたり、手が震えたりして、中にはマイナスなことばかりを想像してしまう方もいました。
番狂わせの主な原因は緊張によるもの
税理士試験などの資格試験で必ず合格できると思われた方でもそれなりの割合で不合格になってしまう方がいます。そしてそういった方は成績が良いのに2年も3年も同じように失敗し続けることがあります。これは私のまわりの受験生の状況を肌で感じた感覚ですが、本番に対する緊張への対処ができていないからではないかと思います。成績が良い人でも緊張に対してノーガードな人は失敗しやすいです。逆に成績的には合格が危ぶまれている方でも緊張に対する対処ができていれば実力を発揮して合格しやすいのではないかと思います。
メディカルな観点で緊張への対処
1年目は緊張でボロボロでした。緊張するときというのは神経が高ぶっていますよね。それってメディカルな面で対処できないのかなと思ったのです。歯が痛いときは痛み止めを飲めば症状が緩和しますよね。神経の高ぶりも何かしら対処できるのではないかと思いました。そこで私が試してみたのが、「動悸息切れに」でおなじみの救心製薬の「ノイ・ホスロール」という生薬でした。この薬は精神不安や動悸にすぐれた効きめを発揮する4種類の生薬からなる満量処方の漢方です。緊張に打ちのめされそうな私はすがる思いで購入してみました。緊張していて神経が高ぶるのをオブラートに優しく包んでくれる感じがしました。100%緊張がなくなるわけではないですが、大幅カットはしてくれたと感じました。2年目以降はこのメディカルな力にお世話になり、試験では実力を発揮して毎年合格科目を増やすことができました。私は薬剤師でも医師でもないので、このお薬を飲みましょうなどとは言えませんが、緊張の対処の仕方にはこういうメディカルな観点での対処もあるのだという発想を取り入れるのは手だと思いますね。お薬は個人差が激しいですので、医師や薬剤師のアドバイスを参考にされてください。私は行ったことはないですが、緊張があまりにひどいときは薬局ではなく心療内科への相談も考えたほうが良いかもしれませんね。受験生の皆様が緊張に対して良い対処法を見つけられるのを祈ってます。