Googleストリートビューは過去に何があったかまで分かる
ネット上で景観が分かるGoogleストリートビュー
GoogleマップにはGoogleストリートビューという機能で、文字通り路上からの景観を見ることができます。ここからはchromeをパソコンで開いた時を前提に説明いたします。
下記には城南警察署のGoogleマップをはめ込んでおります。
※以下著作権の都合で画像ではなくGoogleマップのはめ込みで説明させて頂きます。
左上の「拡大地図を表示」をクリックすると新しい画面で右下にペグマン(黄色い人の形)が表示されるので、それを見たい位置にドラッグします。下記は城南警察署の前の城南学園通りにペグマンをドラッグした場合のストリートビューです。
投稿日の2022年7月4日現在この場所の最新のストリートビューは2020年11月のものになっています。その時はまだ建設現場があるだけで2022年4月1日に開庁した城南警察署の建物はありません。そのうち撮影内容も更新されて城南警察署の建物をストリートビューで確認できると思います。
過去の日時のストリートビューも確認できる
実はGoogleストリートビューは最新の撮影情報だけでなく過去の撮影情報も確認できます。下記は2018年4月のストリートビューです。
上記ははめ込みのため、いったん左上の「Googleマップで見る」をクリックしてGoogleマップで表示してください。どうやって過去の表示にしたかというと、左上の「ストリートビュー 4月-2018年」の左の時計アイコン をクリックして下部にあるスライダを動かしすとその時点のストリートビューを表示します。とっても簡単です。
この時点では工事も開始しておらず、福岡大学の駐車場でした。その駐車場の一部が城南警察署の敷地になったことが分かります。
経営者や税理士の活用例
Googleストリートビューなら現地に行かなくても、その場所の直近の様子や過去の様子を確認することができます。
例えば出店を考えようとしている経営者の方であれば、出店候補の場所のストリートビューの変遷を見ることで、その場所でのお店の移り変わりを知ることができます。頻繁にお店が変わる場合は、出店しても儲からずに閉店している可能性があり、出店に不向きではないかなど考察できます。
また税理士の場合でも現地に行かなくても、顧客の所有不動産、店舗や事務所を確認することで何か気づくこともあります。以前新規で来た顧客の大家さんが一棟買いしているマンションを見たら自販機が置いてあるのに、自販機に関連する収入が計上されていないことに気づきました。過去のストリートビューを見ると数年前から設置しているのが分かり、その期間に収入計上ができていないことが分かりました。
税務調査ではSNSなどのネット情報も確認しているようなので、こんな簡単に現地の情報がうかがえるGoogleストリートビューも活用しているのではないかと思います。よってここに映っているものはばれると思います。
なお国内では2008年からGoogleストリートビューのサービスを開始しているので、場所によってはかなり昔のストリートビューも見られると思います。また一般的に都市部、繁華街や観光地は更新頻度が多いですが、地方や田舎の方は更新頻度が少ないようです。