来春の七隈線延伸で博多駅方面からのアクセス改善
地下鉄七隈線は来春博多駅まで延伸します。
弊所は地下鉄七隈線福大前駅と七隈駅からほど近い場所にあります。七隈線は現在福岡市西区の橋本駅から中央区の天神南駅まで開業しておりますが、2023年3月に博多区の博多駅まで延伸します。本来は2020年度の開通予定でしたが、2016年に全国ニュースにもなった工事現場での陥没事故で遅れが生じました。福岡市の2大中心地は天神周辺と博多駅周辺です。この2エリアへの直通は七隈線沿線エリアの方からするととてもメリットがあります。現在地下鉄で博多駅まで行こうとすると、天神南駅から天神駅まで乗り換えに600メートルも歩きます。また乗り換えのための待ち時間もあります。地下鉄が博多駅まで直通することで移動時間は最大14分短縮されるので大変便利になります。博多駅から弊所まで30分弱で来られるようになるので、税理士事務所としての需要拡大を願っております。
地下鉄延伸でデメリットも
弊所の最寄りの福大前駅と七隈駅の傍には九州最大の学生数2万人を誇る福岡大学があります。七隈線自体が開業したのが2005年です。これまでバスで中心部に行くしかなかったのに地下鉄移動ができるようになり福岡大学関係者はさぞ喜ばれたと思うのですが、アクセスが良くなることでデメリットを受ける方もいます。それは学生向けアパートの大家さんや不動産業者さんです。地下鉄開業により一人暮らしではなく通学する学生が増えたことにより学生向け賃貸物件に空きがかなり出るようになりました。これまで学生限定物件だったのを一般の方も居住できるようにしたり、ペット可、事務所可などにしたりしている物件もあるようです。特に古いアパートなどでは需要がないようで家賃が1万円台のものもあります。来春七隈線が延伸することで通学する学生がさらに増えるとますます学生の一人暮らし需要が減る恐れがあります。学生以外でも天神や博多駅で働く一人暮らしの方はこのエリアに住むと家賃の安い物件も探せますし、学生街なので安くておなかがいっぱいになる飲食店も多いなどメリットがあります。また福大周辺エリアでは学生向けから交通の利便性を活かしたファミリー層向けへ不動産需要を狙う動きがあるようです。ただ学生街なので居酒屋周辺などで夜騒ぐ人がたまにいるというデメリットもあります。なお七隈には交番もあり最近城南警察署もでき、巡回しているパトカーや警官の方は多く見かけるので安心です。
追記:延伸区間の開業日は2022年3月27日に決まりました。(2022年8月31日更新)