フリクションで書いた文字を消そうとレンチンするのは燃える恐れがあって危険
計算練習はフリクションを使っていました
繰り返し解く時の計算の問題用紙や解答用紙を印刷したり、コピーしたり、(シャーペンで書いたとして)消しゴムで文字を消したりって時間の無駄ですよね。私はそう思ってPILOTの発売する消せるボールペンのフリクションで計算問題を解いて加熱して消していた時期がありました。(なおフリクションは税理士試験本番では使えないです)。
加熱しすぎの火事に注意
フリクションの正しい消し方はペンのお尻についているラバーでこする方法です。しかし、すべてこすると時間がかかります。フリクションで書いた文字は60度以上になるとインクが消えるので、加熱すれば消えます。フリクションを消すために加熱する方法をこれまでネットや口コミ、雑誌の紹介などで見たものだと、電子レンジで加熱する、アイロンをかける、ドライヤーをあてる、電気ストーブにかざすなどを見ました。これらの方法で確かに消えます。しかし重要な危険性を指摘していない紹介が多いです。紙なので加熱しすぎれば燃えます。新聞紙だと290度、一般の紙だと450度くらいが発火点だそうです。先ほどあげた方法の中でも長時間やると発火点に達します。下の写真は私が電子レンジに入れて消そうとした時に、やりすぎて焦げたものです。驚いたのはこの焦げはレンジの中ではなく、レンジから出したときにできたものです。レンジから出した後でも紙の温度が上昇したものと思われます。
消えるからといって紙を加熱しすぎるのは燃える恐れがあり危険です。2016年に有名ユーチューバーが電子レンジでノートをチンしたら文字全部消えて無限に使えるという内容でアップした動画を子供が鉛筆で書いた文字でもできると思って、ノートを黒焦げにしてしまったことで、このユーチューバーが謝罪に追い込まれました。当記事は注意喚起で紹介いたします。