試験にも活かせた私のバイブル本3冊
人生のバイブル本3冊
今回は私がこれまで読んだ本の中でバイブル的な役割を持っている本を3冊ご紹介します。これらの本に出会ったのは会計業界に入る直前の2011年でした。税理士試験などの資格試験勉強や対人関係、挫折からの復活など私の人生で役に立ちました。どれも新しい本ではないですが、物事がうまくいく理というのは時が経ってもそう大きくは変わらないので十分参考になると思います。詳しい内容は分量的にとても書けないので、簡単な紹介と私がどういった場面で参考にしたかをお伝えします。
1冊目 『人を動かす』
『人を動かす』は、アメリカの自己啓発やセールス方法などで有名なデール・カーネギーさんの著作です。発売後80年以上経っても世界中で読まれ続け今でもビジネス書などのランキングにランクインするくらいのロングセラーです。ここで言う「人を動かす」というのは、業務指示だけでなく購買意欲を沸かせることや家族や友人の気持ちを回復させるようなことも含まれるかと思います。相手がそうしたくなるように相手を評価したり褒めたり、相手を理解したりと相手側への働きかけで自身にとってメリットのある結果へと導くことができるようになる内容です。私は転職活動の時に活かせました。今から10年くらい前に会計業務未経験の時に香港の会計税務コンサルタントの仕事に応募しました。その時はその会社の著作を読みインターネットで確認できる代表の過去の経歴や取材記事などを読んで相手について理解して関心があることを示しました。そして相手にしゃべらせました。残念ながらその際は不採用でしたが、代表の心を動かしたらしく「今の能力だと足りないから簿記2級合格してからまた連絡してください」と言ってもらい、その後簿記2級に合格したら本当に雇っていただけました。
私たちはどんな仕事であろうとも勉強をしていようとも少なからず他人にも家族にも理解をして認めてもらえなければ物事はうまくいきません。この本はあなたの人生における人との繋がりについてきっと良い方向性を導いてくれると思います。
2冊目 『道は開ける』
『道は開ける』も1冊目と同じデール・カーネギーさんの著作です。こちらも発売後70年以上同様にロングセラーとなっています。こちらはビジネスマン向けの悩みの対処法の本ですが、受験生の不安解消などにも役に立つと思います。試練に直面して先が見えない不安や自暴自棄になりそうな状態の方はぜひ読まれると良いと思います。私も税理士試験1年目に簿財2科目とも不合格でものすごい不安になったときに助けられました。「起こりうる最悪の事態とは何か」を自身に問い、やむを得ない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。 そしてそれから落ち着いて最悪状態を好転させるよう努力すること。本に書いてあることを実践すれば最悪の事態を受け入れてそこからどのようにしていくか自分で考える力がつくと思います。まさに将来への道を開く本ですね。
3冊目 『成功の教科書』
『成功の教科書 熱血!原田塾のすべて』は伝説の「カリスマ体育教師」「生活指導の神様」と呼ばれた原田隆史さんの著作です。2005年に出された本です。スポーツで結果を出すことと勉強やビジネスで結果を出すこともそのプロセス自体は基本的に変わりません。プロスポーツで結果を出せれた方々の中には引退後違う分野で活躍される方も多いです。この本を読む前はスポーツと勉強ができるというのは結びつかなかったのですが、この本を読んで以降はスポーツをする方への見方が変わりました。大きな目標達成のために小さな目標達成(成功体験)を積み重ねていく方法が書かれています。私が税理士受験生時代強く意識した問題発生時にどう解決していくかの事前準備もこの本から学びました。この本にある一番好きな言葉が「鮮明にイメージできることは必ず実現できる」です。目標達成するためのトレーニングの積み重ね、いかに自分が成功できる姿をイメージできるか。そうやってしっかりイメージできることは実現できることだと学ばせて頂きました。