事務所HPを苗字ではなく地名入りドメインに

事務所HPは独自ドメインを取得して苗字を入れる方が多い

若手の開業税理士の方はホームページ集客をされる方が多く、サイトのURLには苗字を入れた独自ドメインにされる方が多いです。ホームページを作る時はたくさんの同業者のサイトを参考にしましたが、「苗字」に「tax」、「zeirishi」、「office」、「taxoffice」、「cpa(公認会計士の英語表記。公認会計士税理士の場合）」、「cpta(税理士の英語表記）」などを組み合わせるケースが多数派でした。苗字の10分の1くらいの感じですが苗字ではなくファーストネームの「名前」を入れる方もいました。私も初めは苗字の「hirata」と「tax」を組み合わせて「hiratax」というので作成しようと思ったのですが、「.com」や「.net」は既に使用されていました。間に「-」を付けたりしようか迷ったり友達にも相談したりしていろいろ悩みました。

あえて地名入りドメインにしてみました

前述の通り苗字入りでよく使われるのものは使われておりました。また既に税理士事務所のホームページで使われているドメインに似ているドメインを使うと間違われる危険も出てきます。IT系の会社に勤める友達から地名入りのドメインはその地域の検索と結びつけられやすいと聞いたので、開業場所の七隈(ななくま）という地名入りの「nanakumatax.com」というドメインにすることにしました。そもそも新たに税理士を探すときに「地名」と「税理士」で検索することはあっても「苗字」と「税理士」のようにその苗字の中から税理士を探す人なんていませんので、苗字よりも地名の方が良いと思ったわけです。

いつの間にか生まれた七隈愛

私が開業地を七隈にした理由は大きく３つあります。1つ目は自宅から近いこと、2つ目は天神や博多駅等都心に比べて競合税理士が圧倒的に少ないこと、そして3つ目は七隈という地名が有名だからです。福岡市民でこの地名を聞いたことがいない方はまずいないし、福岡県全体でもほとんどの方が聞いたことはある地名だと思います。「福岡市営地下鉄七隈線」、「福岡大学七隈キャンパス」などニュースになる言葉にも含まれています。鎌倉時代からある歴史的地名で地下鉄路線名選考の際にも考慮されたようです。事務所の場所はどこですかと聞かれたときに七隈と言えば福岡県民にはほぼ伝わります。天神や博多駅のような賃料の高いブランドエリアでもないのに場所が伝わるので七隈という地名はお手頃ブランドだと思っています。私の以前勤務していた事務所の所長は事務所の住所は「天神」という地名が付くようにこだわっていました。駅に近くても今泉や大名、西中洲など近隣の地名ではだめでした。私も事務所の住所を「七隈」にこだわりました。駅に近くても松山や西片江など近隣の地名ではなく七隈が良かったのです。事務所住所だけではなくホームページのURLに「七隈」を入れていますので、地域密着型として「七隈」に骨を埋める覚悟でいます。

ローカル検索では優位に？？

私のホームページは開業以前の2021年4月から税理士試験勉強法のサイトとして運営していました。8月26日の税理士登録及び開業と同時に税理士事務所のホームページに変更しました。「七隈」と「税理士」や「税理士事務所」での検索結果において、開業1か月後の9月下旬には検索の1ページ目に出るようになり、開業2か月後の10月下旬には検索の1位になるようになりました。検索結果は競合の少なさ、更新頻度や被リンクなど他の要素もあるとは思いますが、URLに地名を入れて効果も大きいのではと思っています。七隈だけだとちょっと狭い範囲ですが、最近では「城南区」と「税理士」や「税理士事務所」でも検索の1ページに出るようになりました。